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白米城 ハクマイジョウ

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デジタル大辞泉の解説

はくまい‐じょう〔‐ジヤウ〕【白米城】

落城伝説で、山上の城が敵に囲まれて水を断たれるが、白米を水に見せかけ、馬に浴びせたり馬の脚を洗ったりして、水に困っていないことをよそおう話。伊達政宗が攻めた仙台の高森山の城をはじめとして、全国各地に分布している。

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百科事典マイペディアの解説

白米城【はくまいじょう】

水攻めに窮した山城で,水を豊かに見せかけるため,白米で馬を洗ったり滝のように流して敵をあざむいたという伝説。カラスやイヌが米に群がり,あるいは密告者のため計画が露顕して落城する。
→関連項目伝説

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションの解説

はくまいじょう【白米城】

三重の日本酒。酒名は、北畠氏の居城・阿坂城の別称「白米城」に由来。「純米大吟醸」はモンドセレクションで3年連続金メダル受賞酒。ほかに純米吟醸酒、特別本醸造酒などがある。原料米は山田錦、五百万石など。仕込み水は阿坂の伏流水。蔵元の「中山酒造」は文政3年(1820)創業。所在地は松阪市小阿坂町。

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世界大百科事典 第2版の解説

はくまいじょう【白米城】

山上や高地にある城の落城を語る伝説。敵軍に包囲されて水を絶たれた時に,馬を引き出して白米をそそぎかけたり,また崖上から白米を流して滝に見せかけて,水がなお豊富にあるように見せようとした。しかし鳥がやってきて白米をついばんだり,また老女や娘の密告によってその計略が破綻し,ついに攻め落とされてしまったという。土地の城跡と結びついて史実のように話されるが,全国的に分布することから見てもそうではあるまい。近世の地方の軍記物に記録されている例が多く,語り物などによって各地に伝播されていったと思われる。

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大辞林 第三版の解説

はくまいじょう【白米城】

城を攻められ、水路を断たれたとき、白米で馬を洗ったり、白米を高い所から流して水とみせかけたという伝説。結局は看破されて落城したと語るものが多い。この伝説のある土地から焼き米が出土することがあり、事実と信じられて語られている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

白米城
はくまいじょう

落城を説く伝説の一つ。山上の城が敵に包囲され水の手を断たれたとき、水の豊富なことを示すために馬に白米をかけ、あたかも水で馬を洗う姿に似せたり、崖(がけ)上から白米を落として滝に見せかけて欺こうとする。しかし雀(すずめ)がそれをついばみにきたり、老女などが密告したりして策略がばれ、ついに落城の憂き目にあうという内容である。その城址(じょうし)から焼き米が出土するという事実をあげて、歴史的事実と伝承する向きが多い。しかし全国各地からの100例近い伝承報告からして、とうてい事実とは認めがたい。地方の軍談記類に記録されている例も多く、この伝説を語っていた特殊な職掌の人たちがいたと考えられる。落城で恨みを残していった人々、また密告者も斬殺(ざんさつ)されるという悲劇的な様相から、その亡霊を慰撫(いぶ)するために巫女(みこ)などが語ったのではないかと想像される。なお出土する焼き米については、その場所が神聖な祭祀(さいし)場であって、神への供物として用いられたものであろう。[野村純一]

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