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直綴 じきとつ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

直綴
じきとつ

一般に僧尼が着用する法衣。中国,唐代以降用いられるようになった。褊衫 (へんさん) と裙 (くん) とを縫い合せたもの。腰から下にひだがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

じきとつ【直綴】

僧侶が平生着用する衣で,寺格や僧階によって衣の色は多様であるが,普通は黒衣のものが使用されている。直裰とも書き,直綴衣ともいう。上衣の褊衫(へんさん)と下衣の裙(くん)(腰衣)はもと別々のものであったが,中世に直接縫い合わせて着用するようになったのが直綴である。腰から下は裙の遺形ともいうべき襞(ひだ)がある。褊衫は両袖があり,身ごろもを合わせ,わき下をひもで結んで用いた上衣で,すでに北魏ころに中国で作られ,裙は裙子(くんす)ともいい,襞の多い腰衣でもとは腰にまきつけて用いた。

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世界大百科事典内の直綴の言及

【衣帯】より

…いずれも紋織の綾などで仕立て,宮廷装束のものとほぼ同じである。
[法衣]
 もっとも一般的な法衣は,袍裳(ほうも),鈍色(どんじき),素絹(そけん),直綴(じきとつ)の4種である。(1)袍裳 法服(ほうぶく),袍服(ほうぶく)とも記し,上半身の袍と,下半身の裳とに分かれた仕立てである。…

【十徳】より

…近世に男子が小袖の上に着た垂領(たりくび)型の上衣。もとは直垂(ひたたれ)系のものからでたと考えられるが,形の上では直綴(じきとつ),胴服(どうぶく)と密接な関係があり,〈じっとく〉という名称も〈じきとつ〉のなまったものだといわれ,のちの羽織の原型をなすものの一つと目される。二幅(ふたの)(約68~76cm)の広袖で,胸ひも,菊綴(きくとじ)があり,両わきは縫いふさいである。…

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