眇眇(読み)びょうびょう

精選版 日本国語大辞典 「眇眇」の意味・読み・例文・類語

びょう‐びょう ベウベウ【眇眇】

〘形動タリ〙
① 微小なさま。小さなさま。また、とるにたりないさま。〔布令必用新撰字引(1869)〕 〔書経顧命
経国集(827)一四・奉和清涼殿画壁山水歌〈桑原腹赤〉「眇々蓬莱指掌間、綿々員嶠寸眸裏」 〔陸機文賦

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「眇眇」の意味・読み・例文・類語

びょう‐びょう〔ベウベウ〕【××眇】

[ト・タル][文][形動タリ]
さいさま。取るに足りないさま。「眇眇たる小吏
渺渺びょうびょう」に同じ。「眇眇たる蒼空」
[類語](1末梢的二次的二義的副次的瑣末さまつ枝葉枝葉末節些事さじ細事小事細かい細細しい煩瑣はんさ瑣瑣ささ区区ちょっとした取るに足りないたわいない何でもない愚にもつかぬ益体も無いらちも無い高が知れる些些ささ些細ささいささやかわずか幾ばくたかがいささかほんの有るか無きかちょっと一縷いちる一抹些少さしょう末節無駄事雑事微微つまらない無意味下らない問題外部分的派生的卑小よし無いトリビアル

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「眇眇」の読み・字形・画数・意味

【眇眇】びようびよう(べうべう)

はるかなさま、孤独なさま。〔書、顧命〕王、再拜して興(た)ち、答へて曰く、眇眇たる予(われ)末小子、其れ能く四方を亂(をさ)め、以て天威を忌せんと。

字通「眇」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android