コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

眉村卓 マユムラタク

4件 の用語解説(眉村卓の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

まゆむら‐たく【眉村卓】

[1934~ ]SF作家。大阪の生まれ。本名、村上卓児。未来の管理社会における組織と個人の葛藤を多く描く。「消滅の光輪」で泉鏡花文学賞受賞。他に「ねらわれた学園」「夕焼け回転木馬」「時空(とき)の旅人」「引き潮のとき」など。

出典|小学館
デジタル大辞泉について | 情報 凡例

百科事典マイペディアの解説

眉村卓【まゆむらたく】

小説家。本名村上卓児。大阪府生れ。阪大経済学部卒。会社員,コピーライターを経て,SF《下級アイデアマン》(1961年)で認められ作家生活に入る。泉鏡花賞を受賞した《消滅の光輪》(1979年)など,近未来社会を扱った作品の他,《なぞの転校生》《ねらわれた学園》など年少者向けの作品も多い。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
百科事典マイペディアについて | 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

眉村卓 まゆむら-たく

1934- 昭和後期-平成時代のSF作家。
昭和9年10月20日生まれ。コピーライターなどをへて作家生活にはいる。昭和54年「消滅の光輪」で泉鏡花文学賞。未来社会における組織と個人の関係をえがく作品がおおく,ほかに「不定期エスパー」「引き潮のとき」「カルタゴの運命」など。平成4年大阪芸大教授。大阪出身。阪大卒。本名は村上卓児。

出典|講談社
デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて | 情報 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

眉村卓
まゆむらたく
(1934― )

SF作家。大阪市生まれ。本名村上卓児。大阪大学経済学部卒業後、会社勤めのかたわら創作を始め、1961年(昭和36)中編『下級アイデアマン』が第1回日本SFコンテスト佳作入選。63年に処女長編『燃える傾斜』を発表。以後、『幻影の構成』(1966)、『EXPO'87』(1968)、『司政官』(1974)、福島正実(まさみ)(1929―76)との共著『飢餓列島』(1974)、『ねらわれた学園』(1976)、『消滅の光輪』(1979。泉鏡花文学賞)、『とらえられたスクールバス』前中後編(1981~83。『時空(とき)の旅人』と改題)など、長短多数の作品によって作家生活に入る。未来の管理社会と人間性を対比して社会批判と人間ドラマを描いた作品が多く、地球連邦から植民惑星に派遣された司政官が全住民の撤退作戦を行う『消滅の光輪』はその代表作。『ねらわれた学園』は、1981年大林宣彦(のぶひこ)(1938― )監督で映画化、『とらえられたスクールバス』は『時空の旅人』として86年アニメ映画化された。その後の作品に、『夕焼けの回転木馬』(1986。日本文芸大賞特別賞)、『不定期エスパー』1~8(1988~92)、司政官シリーズの集大成ともいうべき『引き潮のとき』1~5(1988~95。星雲賞日本長編部門)などがある。2001年(平成13)大阪芸術賞受賞。1992年より大阪芸術大学教授。[厚木 淳]
『『引き潮のとき』(1988~95・早川書房) ▽『日がわり一話』第1~2集(1998・出版芸術社) ▽『燃える傾斜』『ねらわれた学園』『幻影の構成』『EXPO'87』『とらえられたスクールバス』『夕焼けの回転木馬』(角川文庫) ▽『司政官』『消滅の光輪』全3冊(ハヤカワ文庫) ▽『不定期エスパー』1~8(徳間文庫) ▽眉村卓・福島正実著『飢餓列島』(角川文庫)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

眉村卓の関連キーワードテンプル日本製鉄神風連国語審議会タム東郷平八郎大川岩ソーダサニディン岩田原総一朗影なき男

今日のキーワード

稀勢の里寛

1986- 平成時代の力士。昭和61年7月3日生まれ。中学卒で鳴戸部屋に入門し,平成14年3月初土俵。16年5月新十両,同年11月には18歳4ヵ月で新入幕をはたす。18年7月新三役小結,21年3月新関...

続きを読む

コトバンク for iPhone

眉村卓の関連情報