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真観 しんかん

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世界大百科事典 第2版の解説

しんかん【真観】

1268‐1341(文永5‐興国2∥暦応4)
鎌倉末期の時宗の僧。時宗四条派の祖で浄阿弥陀仏と号する。牧野頼氏の子として上総国に生まれる。19歳で出家し,鎌倉極楽寺の忍性に律法,紀伊興国寺心地覚心に禅法を学んだが得るところなく,熊野新宮に参詣して神託を得,以後念仏勧進聖となった。1300年(正安2)遊行上人他阿真教に会って時宗に帰依した。09年(延慶2)入洛して四条祇陀林寺(金蓮(こんれん)寺)を開いた。【細川 涼一】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

真観
しんかん
(1203―1276)

鎌倉中期の歌人。俗名藤原光俊。右大弁(うだいべん)入道あるいは弁入道とよばれる。承久(じょうきゅう)の乱で処刑された葉室光親(はむろみつちか)の子。右少弁、蔵人(くろうど)を経て右大弁に至る。寛喜(かんき)・貞永(じょうえい)(27~31歳)ごろ藤原定家(ていか)の門弟となり、『新勅撰集(ちょくせんしゅう)』にも入ったが、定家没(1241)後、為家(ためいえ)の歌壇支配に不満で、六条家の知家(ともいえ)(蓮性(れんしょう))らとともに、九条基家(もといえ)、衣笠家良(きぬがさいえよし)ら顕門に取り入り、宗尊(むねたか)親王の威をかさに着て叛旗(はんき)を翻した。これが反御子左(みこひだり)派で、万葉尊重と自由主義を唱え、彼自身は博識衒学(げんがく)であった。基家以下とともに『続古今集』の撰者に途中から加わったほか、『現存六帖(げんそんろくじょう)』『秋風抄(しゅうふうしょう)』など多くの私撰集、歌論書『簸河上(ひのかわかみ)』などの撰著がある。建治(けんじ)2年6月9日没。
 霜枯(しもがれ)の横野の堤風さえて入潮(いりしほ)遠く千鳥鳴くなり[福田秀一]

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