石原産業(読み)いしはらさんぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

石原産業
いしはらさんぎょう
ISHIHARA SANGYO KAISHA,LTD.

化学工業会社。1920年マラヤ(現マレーシア)のスリメダン鉱山開発のために設立された合資会社南洋鉱業公司が起源。1929年石原産業海運と改称し,1934年に株式会社に改組。1941年には四日市に銅精錬所を建設,1943年海運業を日本海運に譲渡し,現社名に改称。1949年企業再建整備法により解散,第二会社の三和鉱工を設立し再発足したのち,石原産業に社名復帰。1953年アメリカ合衆国のグリデンと技術提携し,翌 1954年から酸化チタン製造。酸化チタンを軸とする無機化学分野と,農薬を軸とする有機化学分野における化学工業製品の製造・販売などをおもな事業分野とする。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

石原産業

酸化チタン生産で国内シェア4割強を占める最大手で、世界第5位。1920年にマレー半島の鉱山開発を目的に創業。戦後、農薬や酸化チタン事業に乗り出す。67年に提訴された四日市ぜんそく訴訟の被告企業の一つ。また廃硫酸を伊勢湾に垂れ流した事件では80年、有罪が確定した。資本金420億円。06年3月期の連結売上高は1043億円、当期利益はフェロシルトの回収費を一括計上したため107億円の赤字。従業員は約1千人。東証・大証1部上場。

(2006-11-06 朝日新聞 夕刊 1社会)

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日本の企業がわかる事典2014-2015の解説

石原産業

正式社名「石原産業株式会社」。英文社名「ISHIHARA SANGYO KAISHA, LTD.」。化学工業。大正9年(1920)前身の「合資会社南洋鉱業公司」設立。昭和24年(1949)設立。本社は大阪市西区江戸堀。白色顔料の酸化チタン製造でトップクラス。主力は自社開発農薬。医薬品なども開発。東京証券取引所第1部上場。証券コード4028。

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