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石田一松 いしだ いちまつ

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

石田一松 いしだ-いちまつ

1902-1956 昭和時代の演歌師,政治家。
明治35年11月18日生まれ。昭和7年吉本興業にはいり,「インテリ時事小唄(こうた)」でうりだす。「ノンキ節」で世情を風刺,官憲の圧迫もうけた。ほかに「ノンキな父さん」「いやじゃありませんか」などが知られる。21年衆議院議員(当選4回,改進党)。昭和31年1月11日死去。53歳。広島県出身。法大卒。

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世界大百科事典 第2版の解説

いしだいちまつ【石田一松】

1902‐56(明治35‐昭和31)
大正・昭和期の演歌師。広島県に生まれ,苦学して法政大学を卒業。在学中に演歌師となり,美声で人気を集めた。1932年東京浅草の万成座に〈インテリ・時事小唄・法学士〉の看板を掲げ寄席芸人となったが,その代表作〈ノンキ節〉などによる辛辣な時局風刺のため,しばしば官憲に出演停止を命じられた。46‐53年衆議院議員に当選(民主党に所属),51年平和・安保両条約に反対票を投じ,同党を脱党した。著書に《のんき哲学》(1946)がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

石田一松
いしだいちまつ
(1902―1956)

演芸家、政治家。広島県出身。上京して演歌師となり、苦学して1927年(昭和2)法政大学を卒業。1932年吉本興業に入り「インテリ時事小唄(こうた)」の看板を掲げ、世相を風刺した「のんき節」をもって舞台に立つ一方、映画にも出演した。1946年(昭和21)以降衆議院議員に4回当選、民主党代議士として活躍、後世いうところのタレント議員の草分けになった。自著に『のんき哲学』(1946)がある。[向井爽也]

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世界大百科事典内の石田一松の言及

【演歌】より

…レコード,トーキー,ラジオの普及しはじめた昭和初期,街頭の演歌師はついに消滅した。最後まで健闘したのは石田一松だが,《時事小唄》と銘打った《のんき節》も,寄席の高座から訴えかけるにとどまった。 1960年代以降,演歌の持つ硬派的な一面はフォークソングや反戦・反核の歌に受け継がれた。…

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