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砲艦 ほうかんgunboat

翻訳|gunboat

6件 の用語解説(砲艦の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

砲艦
ほうかん
gunboat

沿岸,港湾,河川などの警備用の比較的小型,低速の軍艦。最近はミサイル装備の高速砲艇もある。若干の航洋性をもつ沿岸用は,1000~2000t,河用砲艦は 200~500t程度であった。なかには水雷砲艦と称して魚雷を装備するものもあった。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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百科事典マイペディアの解説

砲艦【ほうかん】

主として港湾,沿岸の警備に用いられた小型低速の軍艦で,比較的大口径の砲をもつ。第2次大戦前は数百トンの河川用砲艦から数千トンの航洋砲艦まであった。現在は沿岸砲撃用の1000トン級のロケット砲艦や,駆潜艇などの備砲を強化した警備用のモーター砲艦などがある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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世界大百科事典 第2版の解説

ほうかん【砲艦 gunboat】

1800年ころには,船形に比べ大型の大砲を数門搭載した沿岸警備用の小型帆走軍艦をいった。1850年代に沿岸警備用の小型汽走軍艦が生まれ,その艦種名となる。しかし,国,時代により概念は異なり,小型の軍艦を総称した場合もある。砲艦は最も大型のものでも約2000トン以下程度で自国の沿岸のほか,植民地や中国などでその警備や権益確保のために使われた。中国の長江(揚子江)にはイギリスアメリカ,日本など列強が河用砲艦を派遣したが,河用砲艦は遡江(そこう)するために喫水が非常に浅く,約100~500トン,武装は小口径砲数門程度,小型艦では機関銃若干のみであった。

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大辞林 第三版の解説

ほうかん【砲艦】

軍艦の一種。沿岸・河川の防備にあたる小型艦。軽武装で喫水は浅い。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

砲艦
ほうかん
gunboat

湖水や河川など穏やかな水面での作戦を主目的とする小型、浅喫水の軍艦。航洋能力に重きを置かないかわり、居住性と通信能力に意を用いてある。日本海軍は揚子江(ようすこう)警備のため橋立(はしだて)型(基準排水量999トン)、伏見(ふしみ)型(304トン)、熱海(あたみ)型(205トン)などの砲艦を建造した。水上艦との戦闘は予期していないので比較的軽武装で、橋立型でも12センチ高角砲三門を備えるのみだった。イギリスやドイツもアフリカで湖水用の砲艦を配備した歴史をもっている。またベトナム戦争の際にはアメリカがメコン川に砲艦(艇)を浮かべ、対ゲリラ作戦に使った。砲艦外交のことばが示すように植民地支配もしくは大国による力の誇示を目に見える形で示す政治的な武器として使われることが多い。[前田哲男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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