コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

破子(破籠) わりご

1件 の用語解説(破子(破籠)の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

わりご【破子(破籠)】

食物を入れて持ち運ぶ容器。《和名抄》によると餉笥(かれいけ),つまり食物を入れる曲物(まげもの)の器で,内部に仕切りのあるものとされている。おおむねヒノキの薄板で造り,ふたつきのものだったようである。《宇津保物語》に〈檜破子(ひわりご)五十,ただの破子五十荷〉とあるように,ふつうの破子のほかに檜破子と呼ぶものがあった。破子そのものがヒノキを材料としたことを考えると,この両者がどう違っていたのか理解しにくいが,《賀陽院水閣歌合(かやのいんすいかくうたあわせ)》(1035)には,その際に用いられた檜破子が,紫檀(したん)の地に螺鈿(らでん)を施した足をつけてあったと注記している。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の破子(破籠)の言及

【弁当】より

…行器は円筒形の塗物で数人分のものを収容し,ふたと外へ反った3本の脚をつけたもので,外居とも書いた。個人用の弁当箱は,破子(破籠)(わりご)や曲物(まげもの)の面桶(めんつう)などから変化したもので,行器などが下僕に運ばせるものであったのに対し,みずから携帯するようになり,〈独弁(どくべん)〉と呼ばれた。西鶴の《武道伝来記》巻七の〈新田原藤太〉には,〈此二人は行灯の光りを受て独弁をひらき,小者に煎茶(せんじちや)などはこばせて〉といった文を見ることができる。…

※「破子(破籠)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

破子(破籠)の関連キーワード十能胴乱傘袋弁当箱岡持仕懸文庫吸筒書袋外居射撃用バッグ

今日のキーワード

アレルギー

語源はギリシャ語。「変わった(変えられた)働き」です。関係しているのは、人間の免疫システム。免疫は本来、人の体を守る仕組みですが、ときに過剰反応し、不快な症状を引き起こすことがあります。それがアレルギ...

続きを読む

コトバンク for iPhone