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碁太平記白石噺 ごたいへいきしろいしばなし

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

碁太平記白石噺
ごたいへいきしろいしばなし

浄瑠璃。時代世話物。 11段。通称『白石噺』。安永9 (1780) 年江戸外記座で初演。紀上太郎烏亭焉馬らの合作。由井正雪事件 (→慶安事件 ) を南北朝の戦いにあてはめ,享保8 (1723) 年奥州の百姓の姉妹が親の敵を討った事件を配して脚色。

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デジタル大辞泉の解説

ごたいへいきしろいしばなし【碁太平記白石噺】

浄瑠璃時代世話物。11段。紀上太郎(きのじょうたろう)・烏亭焉馬(うていえんば)・容楊黛(ようようたい)合作。安永9年(1780)江戸外記座初演。由井正雪の事件に、父を殺された姉妹のあだ討ち事件をからめて脚色したもの。

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世界大百科事典 第2版の解説

ごたいへいきしろいしばなし【碁太平記白石噺】

(1)人形浄瑠璃。時代世話物。11段。角書に〈姉は宮城野妹はしのぶ〉と記す。別訓〈ごたいへいきしらいしばなし〉。紀上太郎(きのじようたろう),烏亭焉馬(うていえんば),容楊黛(ようようたい)合作。1780年(安永9)1月江戸外記座初演。通称《白石噺》。1651年(慶安4)の由井正雪の事件と,1723年(享保8)に16歳と13歳の姉妹が田辺志摩という武士を父の仇として討ちとった事件とを結びあわせて脚色した。

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大辞林 第三版の解説

ごたいへいきしらいしばなし【碁太平記白石噺】

人形浄瑠璃。時代物。紀上太郎きのじようたろう・烏亭焉馬うていえんば・容楊黛ようようたい・三津環合合作。1780年初演。通称「白石噺」。奥州の幼い姉妹の仇討ちを由井正雪の慶安事件に取り合わせ、宮城野・信夫姉妹の物語に脚色したもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

碁太平記白石噺
ごたいへいきしらいしばなし

浄瑠璃義太夫節(じょうるりぎだゆうぶし)。時代世話物。11段。紀上太郎(きのじょうたろう)・烏亭焉馬(うていえんば)・容楊黛(ようようたい)合作。1780年(安永9)1月江戸・外記座(げきざ)初演。由比正雪(ゆいしょうせつ)の「慶安(けいあん)太平記」の事件に、1723年(享保8)奥州白石の百姓娘の姉妹が父の仇討(あだうち)をした実話を絡ませて脚色。通称「白石噺」「宮城野信夫(みやぎのしのぶ)」。宇治常悦(うじじょうえつ)(由比正雪のこと)が鞠ヶ瀬秋夜(まりがせしゅうや)(丸橋忠弥(まるばしちゅうや))や金江(金井)谷五郎らと足利(あしかが)(徳川)討伐を計る話が本筋であるが、有名なのは七段目「揚屋(あげや)」で、文楽(ぶんらく)でも歌舞伎(かぶき)でも多く上演される。代官志賀台七(しがだいしち)に殺された父与茂作(よもさく)の仇を討とうと、娘信夫(おのぶ)は江戸・吉原で傾城(けいせい)宮城野となった姉おきのを訪ね、父の死のようすを告げ、2人で廓(くるわ)を抜け出そうとするが、揚屋の主人大黒屋惣六(だいこくやそうろく)は『曽我(そが)物語』になぞらえて姉妹の血気を戒め、宮城野の年季証文と大門の切手を与えて出立させる。当時の吉原風俗を活写しているのが特色で、全盛の江戸傾城と奥州なまり丸出しの田舎(いなか)娘との対照が人気をよぶ。なお、「慶安太平記」の筋とは、姉妹が常悦のもとで剣術を習い、宮城野の許婚(いいなずけ)谷五郎の助太刀で仇を討つ話で結び付く。[松井俊諭]

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