磯部温泉(読み)イソベオンセン

関連語 鉄泉

精選版 日本国語大辞典 「磯部温泉」の意味・読み・例文・類語

いそべ‐おんせん‥ヲンセン【磯部温泉】

  1. 群馬県安中市妙義山北のふもとにある温泉。天明四年(一七八四浅間山噴火のときにできたといわれる。泉質は含重曹食塩泉(鉱泉)。飲用療法で、胃腸病、リウマチ婦人病に効く。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「磯部温泉」の意味・わかりやすい解説

磯部温泉
いそべおんせん

群馬県安中市(あんなかし)、碓氷(うすい)川右岸の段丘上にある温泉。信越本線磯部駅の北西200メートル。基盤である第三紀層の砂岩から湧出(ゆうしゅつ)する。泉質は塩化物泉。飲用すると胃腸病によくきく。春のサクラころから、秋の紅葉のころまで湯治客や、行楽客でにぎわう。温泉は、食品加工用としても利用され、とくに「いそべ煎餅(せんべい)」が有名。なお、磯部は旧磯部町をなしていた。

[村木定雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「磯部温泉」の意味・わかりやすい解説

磯部温泉
いそべおんせん

群馬県西部,碓氷川に面する安中市の温泉。泉質は含重曹食塩泉。泉温は 19~25℃で冷泉である。古来胃腸病に特効があり,療養温泉地として知られる。妙義山への登山口でもある。

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