生活時間の配分や余暇の過ごし方など、国民の生活実態を探るため、1976年から5年ごとに行っている。2016年の調査は、無作為に選んだ約8万8千世帯に住む10歳以上の約20万人が対象。15年10月からの1年間に旅行やスポーツ、ボランティアを経験したかどうかや、1日当たりの平均労働時間などを調べた。
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総務省が1976年(昭和51)から5年ごとに行っている統計調査。国民の1日の生活時間配分と過去1年間のおもな活動状況などを調査して、各種行政施策の基礎資料を得ることを目的としている。無作為に選定された世帯を調査員が訪問し、調査票への記入を依頼する形で行われる。調査票には、世帯員の氏名、性別、出生年月、教育の状況、就業状態、生活時間や生活行動などに関する項目がある。
2011年(平成23)の調査は、約8万3000世帯の世帯員約20万人(10歳以上)を対象に行われた。平均睡眠時間は7時間42分で5年前と同水準。有業者の仕事時間は男女共に2001年まで減少が続き、2006年で増加したが、2011年で再び減少している。自由時間の過ごし方としてはパチンコ、カラオケ、スポーツなどが継続的に低下、テレビゲーム、パソコンゲームが上昇している。朝食をとった人の割合は、男女ともに25~34歳がもっとも低く、この年齢層では男性59.5%、女性72.5%となっている。
また、調査結果を地域別にみると、平均就寝時刻は、秋田県と青森県が22時35分ともっとも早く、もっとも遅い東京都より1時間6分早い。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌に接する時間は、もっとも長い北海道が2時間47分、もっとも短い東京都は2時間10分である。通勤時間は、関東大都市圏(中心市はさいたま市、千葉市、東京都特別区部、横浜市、川崎市。男性1時間32分、女性1時間4分)が男女とももっとも長く、新潟大都市圏(中心市は新潟市。男性48分、女性38分)が男女とももっとも短い。
[編集部]
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