神心(読み)しんしん

精選版 日本国語大辞典 「神心」の意味・読み・例文・類語

しん‐しん【神心】

〘名〙
左経記‐長和五年(1016)四月三〇日「摂政殿被仰云、日来之間神心不例、就中湌水、是古人所重慎也」
② 神の心。
本朝麗藻(1010か)下・海浜神祠〈藤原為時〉「応是神心嫌苦熱、浪声松響夏中寒」 〔応貞‐晉武帝華林園集詩〕

かみ‐ごころ【神心】

〘名〙
① 神の心。神のおぼしめし。神慮
謡曲歌占(1432頃)「神心、種(たね)とこそなれ歌占(うたうら)の、引くも白木手束弓(たつかゆみ)
② 神との融合一体の境地
病間録(1901‐05)〈綱島梁川〉宗教上の光耀「これぞ所謂天地的意識(コズミカル、コンシャスネス)なる、神心(カミゴコロ)なる」

かみ‐しん【神心】

〘名〙 精神真心
洒落本・伊賀越増補合羽之龍(1779)仲町梅音の段「先きのうつわにしたがって、神(カミ)しんを第一に」

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デジタル大辞泉 「神心」の意味・読み・例文・類語

しん‐しん【神心】

心神しんしん」に同じ。
「―衰弱し、天賦の良智も之が為に紛擾ふんじょうす」〈織田訳・花柳春話

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普及版 字通 「神心」の読み・字形・画数・意味

【神心】しんしん

精神。

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