精選版 日本国語大辞典 「禹歩」の意味・読み・例文・類語
う‐ほ【禹歩】
〘名〙
② (占いや祭のときに、巫者(ふしゃ)が①をまねたところから) 足を進めるときに、二歩めを一歩めより前に出さず、三歩めを二歩めの足で踏み出す歩き方。日本では、貴人の外出時、邪気を除くために陰陽家が呪文(じゅもん)を唱えて千鳥足で歩くのに従って歩くもの。反閇(へんばい)。
※勘仲記‐弘安七年(1284)六月一三日「陰陽頭国高朝臣参進、禹歩退」
③ 足の自由のきかない人。〔わらんべ草(1660)〕
④ 大またで歩くこと。〔南史‐陳顕達伝〕
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