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程村 ホドムラ

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デジタル大辞泉の解説

ほど‐むら【程村】

和紙の一種。コウゾの繊維で製し、西の内紙と同質で、厚いもの。もと、包み紙として用い、現在は書画写真版印刷・証書・手形などに使用する。下野国程村(栃木県那須烏山市下境)の原産。→西の内紙

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

程村
ほどむら

下野(しもつけ)国那須(なす)郡程村(栃木県那須烏山(なすからすやま)市)を原産とする和紙の一種。この地方はコウゾ(楮)の名産地で、鎌倉時代に越前(えちぜん)国(福井県)から製紙技術が導入されてから紙漉(す)きが始まった。この紙名は1603年(慶長8)の『日葡(にっぽ)辞書』にはなく、18世紀の『万金産業袋(ばんきんすぎわいぶくろ)』や『日本山海名物図会(さんかいめいぶつずえ)』に「西の内」の名とともに名品にあげられていることから、江戸時代に急成長した紙と考えられる。のちには越前国や土佐(とさ)国(高知県)でも漉かれた。厚手の楮紙(こうぞがみ)で、書画用に喜ばれ、明治時代には海外へも輸出された。明治時代末期から大正時代には衆議院議員選挙の投票用紙に指定されたこともあり、また那須烏山市で伝統を守って漉かれたものは、現在も宮中の新年の歌会始めの詠進用紙に用いられている。[町田誠之]

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