税外収入(読み)ぜいがいしゅうにゅう

百科事典マイペディア 「税外収入」の意味・わかりやすい解説

税外収入【ぜいがいしゅうにゅう】

国家財政収入のうち租税以外の収入をいうが,通常は公債前年度剰余金ははずす。専売納付金官業収入,政府資産整理収入,日本銀行納付金や日本中央競馬会納付金,国有財産利用収入などの雑収入,借入金などがある。近年は租税収入の減少により財政が逼迫(ひっぱく)しており,土地,建物等の国有財産を処分するなど,税外収入の増加が図られている。なお,地方公共団体の地方税外収入は,公有財産収入,受益者負担金,使用料・手数料,国庫支出金地方債,一時借入金などがある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「税外収入」の意味・わかりやすい解説

税外収入
ぜいがいしゅうにゅう
non-tax revenue

財政収入のうち租税収入および公債,借入金以外のもの。国の場合は,専売納付金官業益金および官業収入,政府資産整理収入,雑収入,前年度繰越金の受入れから成り,社会保険関連の特別会計における社会保険料収入は含まない。地方公共団体の場合もこれに準じ,特別会計からの繰入金,財産収入,分担金および負担金などから成る。

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