(読み)チ

デジタル大辞泉 「稚」の意味・読み・例文・類語

ち【稚】[漢字項目]

常用漢字] [音](漢) [訓]わかい いとけない
年が若い。成熟していない。「稚気稚魚稚拙幼稚
[補説]「穉」は本字
[名のり]のり・わか・わく
難読稚児ちご・ややこ丁稚でっち

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「稚」の意味・読み・例文・類語

し【稚】

〘形シク〙 おさない。若い。
書紀(720)神代上(水戸本訓)「古に、国(くに)(イシ)く地(つち)(イシ)き時に、譬へば浮膏(うかべるあぶら)の猶(ごと)くして漂蕩(ただよ)へり」

いわ・く【稚】

〘自カ下二〙 (歴史的仮名遣いは「いわく」「いはく」のいずれか不明。助動詞「たり」を伴って用いられる場合が多い) 幼稚な態度行動を示す。子供っぽい。あどけないようすだ。
源氏(1001‐14頃)若菜上「いはけたる遊び、戯(たはぶ)れに、心入れたる童べの有様など」

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