稲毛神社(読み)いなげじんじゃ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

稲毛神社
いなげじんじゃ

神奈川県川崎市川崎区宮本町に鎮座。武甕槌神(たけみかづちのかみ)を主祭神とし、経津主(ふつぬし)神、菊理媛(くくりひめ)神、伊弉諾(いざなぎ)神、伊弉冉(いざなみ)神を配祀(はいし)する。社伝によれば、景行(けいこう)天皇東巡のおり当社に祈願して賊難を避けたという。また、欽明(きんめい)天皇は東国の動乱鎮撫(ちんぶ)のため勅願所(ちょくがんじょ)とされたという。1592年(天正20)の水帳(検地帳)には社領21石余とあり、また1599年(慶長4)徳川家康より朱印地20石を受けた。初め武甕槌神社と称したと伝え、のちに山王(さんのう)社と改称、明治初年に稲毛庄(しょう)の庄名により現社名となった。旧郷社。例祭は8月1~3日で古例の宮座式と神輿(みこし)の渡御(とぎょ)がある。[土岐昌訓]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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