稲荷山城跡(読み)いなりやまじようあと

日本歴史地名大系 「稲荷山城跡」の解説

稲荷山城跡
いなりやまじようあと

[現在地名]臼田町大字臼田 稲荷山

臼田村の南、比高約五〇メートルの稲荷山山上にある。山頂から南は勝間かつま村に属し、勝間反かつまそりの砦ともよぶ。東は断崖をなして千曲川に臨んでいる。南北も険阻な急崖をなし、西方だけ緩傾斜をもって勝間村・下小田切しもおたぎり村の耕地に接し、佐久甲州道が通じている。稲荷山城は佐久平の南の頂点に位置し、佐久平周辺の諸城を一望に収めるとともに、南佐久郡南部及び甲州方面への咽喉を扼する枢要の位置にある。

全体の縄張りは広大で、北より西に空堀が巡り、西南には高大な土居と隍とがあり、南方の崖上にも土居が築かれている。


稲荷山城跡
いなりやまじようあと

[現在地名]更埴市稲荷山町

稲荷山町町屋敷にある平城。現在は大半が住宅地になっている。「稲荷山町誌」(明治一三年編)によれば、東西一五五メートル、南北一七〇メートルあり、城小路・馬出し小路・役所小路の地名を残す。

当城は上杉景勝が、中信濃の小笠原貞慶侵入に備えて築城されたもので、天正一〇年(一五八二)といわれるが明確でなく、次の松田文書にみるように、天正一二年には八幡やわたの松田民部助・保科豊後守・神官松田織部が在城しこれを守った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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