窄める(読み)ツボメル

デジタル大辞泉 「窄める」の意味・読み・例文・類語

つぼ・める【×窄める】

[動マ下一][文]つぼ・む[マ下二]
狭く小さくする。すぼめる。「口を―・める」
開いていたものを閉じる。「傘を―・める」
[類語]狭めるすぼめる畳む縮むすぼむすぼまるつぼむつぼまるしぼむ縮れる縮めるつづまる縮こまる縮み上がるすくむすくめる

すぼ・める【×窄める】

[動マ下一][文]すぼ・む[マ下二]すぼむようにする。小さく縮める。「肩を―・めて歩く」「傘を―・める」
[類語]狭めるつぼめる畳むすぼまる縮むすぼむつぼむつぼまるしぼむ縮れる縮めるつづまる縮こまる縮み上がるすくむすくめる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「窄める」の意味・読み・例文・類語

つぼ・める【窄】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]つぼ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙
  2. 小さく狭くする。ちぢめる。すぼめる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「ときどきまゆげをあげさげしてくちをつぼめて物を云くせ有」(出典:安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉初)
  3. 開いていた傘を閉じる。
    1. [初出の実例]「かさをつぼめてゐすよりとびをり」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉九)

すぼ・める【窄】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]すぼ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 すぼむようにする。広がっている口を狭くする。ちぢめる。また、「肩をすぼめる」などの形で、肩身のせまい思いをしたりするさまなどにいう。
    1. [初出の実例]「舎利弗口をすぼめて息を出し給ふに」(出典:太平記(14C後)二四)
    2. 「春日の杜影に円い頭を窄(スホ)めて引っこんでゐた」(出典茶話(1915‐30)〈薄田泣菫無学なお月様)

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