竹島(韓国名・独島)問題(読み)たけしまもんだい

知恵蔵の解説

竹島(韓国名・独島)問題

竹島は隠岐諸島の北西157km、北緯37度14分、東経131度52分の日本海に浮かぶ、西島(男島)、東島(女島)という2つの小火山島と89個の岩礁からなる。総面積0.23平方キロメートルで、東京の日比谷公園ほどの広さしかない。17世紀初、鳥取藩の住民が江戸幕府から渡海免許を受け、漁場を開拓した。これに対して同世紀末、朝鮮の漁民が盛んに出漁してきて、島の帰属問題が表面化した。1904(明治37)年9月、島根県民から島の「領土編入並に貸下願」を受けた明治政府は、1905年1月28日の閣議決定で「本邦所属」とし、2月22日、島根県が島を編入した。これが2005年の同県による「竹島の日」制定の根拠である。編入時期が、日本の対ロ宣戦布告(1904年2月10日)、日本海海戦勝利(1905年5月28日)を経て、日本の朝鮮半島植民地化につながる第2次日韓協約締結(1905年11月17日)と重なる。このため、日本側は竹島問題を領有権争いという性格で見がちなのに対し、韓国側は日本による支配に伴う被害の象徴とし、歴史認識の問題としてとらえている。

(2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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