竹島の日(読み)タケシマノヒ

デジタル大辞泉 「竹島の日」の意味・読み・例文・類語

たけしま‐の‐ひ【竹島の日】

島根県が2005年3月に条例で定めた記念日。毎年2月22日。明治38年(1905)のこの日、島根県知事が竹島所管を告示したことにちなむ。
[補説]韓国で竹島の所管を主張する慶尚北道は同年6月、大韓帝国1900年領土に指定したとする10月を「独島の月」とした。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「竹島の日」の意味・わかりやすい解説

竹島の日
たけしまのひ

2月22日。竹島の島根県編入が決まった1905年(明治38)から100年目の2005年(平成17)に制定された島根県の記念日。条例には「県民市町村及び県が一体となって、竹島の領土権の早期確立を目指した運動を推進し、竹島問題についての国民世論の啓発を図るため、竹島の日を定める」と掲げられている。この条例制定に対し竹島を独島と称し実効支配下に置いている韓国は、国民、政府とも反発を続けている。2005年3月に韓国の馬山市が「対馬島の日」を制定し、対馬が韓国領であることを主張するなど両国政府間、自治体間の対立が深まった。

 実効支配強化を目ざす韓国は2012年8月に李明博が現職大統領として初めて竹島に上陸。そうした背景もあり2013年2月22日に厳戒態勢のもとで行われた式典には、日本政府関係者が初めて出席し、政府・県が一体となって竹島が日本領であることを訴えた。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android