篦鹿(読み)ヘラジカ

デジタル大辞泉 「篦鹿」の意味・読み・例文・類語

へら‐じか【×篦鹿】

シカ科の哺乳類。シカ類中最大で、肩高2メートルを超える。角は平たく手のひら状に広がり、上唇ラクダのように垂れている。ユーラシアおよび北アメリカ大陸北部分布し、中国では駝鹿だじかとよばれ、時にシフゾウと混同される。ヨーロッパではエルクアメリカではムースとよばれる。おおじか。
[類語]鹿日本鹿蝦夷鹿えぞしか本州鹿九州鹿屋久鹿赤鹿大鹿尾白鹿麝香鹿じゃこうじか花鹿豆鹿きょん四不像のろウエムルカリブーサンバートナカイワピチ

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精選版 日本国語大辞典 「篦鹿」の意味・読み・例文・類語

へら‐じか【篦鹿】

  1. 〘 名詞 〙 シカ科の哺乳類。雄は体長二・四~二・九メートル、肩高一・五~二・三メートル、体重八〇〇キログラムに達する。雄には、平たい手の平状の大きな角がある。前後肢が長く、顔も長く、吻(ふん)は幅広く下方に垂れる。肩にこぶ状の隆起のどに「ベル」と呼ばれる長さ五〇センチメートルほどの肉垂がある。北アメリカ・シベリア・スカンジナビア半島に分布。エルク(ヨーロッパ)。ムース(北米)。おおじか。

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