デジタル大辞泉 「四不像」の意味・読み・例文・類語 し‐ふぞう〔‐フザウ〕【四不像】 《「不像」は中国語で似ていない意》偶蹄ぐうてい目シカ科の哺乳類。大形のシカで枝分かれした角をもつ。尾の先に長毛がある。野生種は明らかではないが、北京の南苑に飼われていたものは20世紀初頭に絶滅。その前にヨーロッパに持ち出されていたものが繁殖。名は中国の「蹄ひづめは牛に似て牛にあらず、頭は馬に似て馬にあらず、身は驢ろばに似て驢にあらず、角は鹿しかに似て鹿にあらず」という伝承からという。[類語]鹿・日本鹿・蝦夷鹿えぞしか・本州鹿・九州鹿・屋久鹿・赤鹿・大鹿・尾白鹿・麝香鹿じゃこうじか・花鹿・箆鹿へらじか・豆鹿・羗きょん・獐のろ・ウエムル・カリブー・サンバー・トナカイ・ワピチ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「四不像」の意味・読み・例文・類語 しふ‐ぞう‥ザウ【四不像】 〘 名詞 〙 シカ科の哺乳類。体高一・二メートルぐらい。体毛は夏は灰赤褐色で、冬は灰黄褐色となる。原産地は中国で、野生個体群はすでに二世紀ごろに絶滅していたが、一八六五年に北京の中国皇帝の狩猟園で飼育されているものが発見された。いまは約一〇〇〇頭が世界各地の動物園で飼育されている。角は鹿に、頭は馬に、体は驢馬(ろば)に、ひづめは牛に似ているが、そのいずれでもないというのでこの名がある。[初出の実例]「上野動物園に行くと、四不像(シフゾウ)、というけったいなものがおり」(出典:にんげん動物園(1981)〈中島梓〉七七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
動植物名よみかた辞典 普及版 「四不像」の解説 四不像 (シフゾウ) 動物。シカ科の哺乳動物 出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報 Sponserd by