馴鹿(読み)トナカイ

デジタル大辞泉 「馴鹿」の意味・読み・例文・類語

トナカイ

アイヌ語から》シカ科の哺乳類北極地方ツンドラ地帯に群をなしてすみ、体高1~1.4メートル。雌雄ともに角をもち、ひづめが大きい。北ヨーロッパでは古くから家畜化され、そり引きなどに使われる。カリブー
[補説]「馴鹿」とも書く。
[類語]鹿日本鹿蝦夷鹿えぞしか本州鹿九州鹿屋久鹿赤鹿大鹿尾白鹿麝香鹿じゃこうじか花鹿箆鹿へらじか豆鹿きょん四不像のろウエムルカリブーサンバーワピチ

じゅん‐ろく【×鹿】

トナカイのこと。

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精選版 日本国語大辞典 「馴鹿」の意味・読み・例文・類語

トナカイ【馴鹿】

  1. 〘 名詞 〙 ( アイヌ語から ) シカ科の哺乳類。肩高一~一・三メートル。普通の鹿に似ているが大形で、雌雄とも枝状の大きな角をもつ。体色は灰褐色でくびは白く、くびの下面にふさ状の長毛がある。ユーラシアグリーンランド北極に近いツンドラ地帯に群棲、秋は南方森林に移動、主に地衣類を食べる。極地ではきわめて重要な家畜で、荷運びなど労役用とするほか乳は飲料、皮は衣服・テントに、肉は食用にする。カリブー。じゅんろく。
    1. [初出の実例]「唐太の地に、トナカヒと云ふ獣あり」(出典:随筆・春波楼筆記(1811))

じゅん‐ろく【馴鹿】

  1. 〘 名詞 〙トナカイ(馴鹿)〔改正増補和訳英辞書(1869)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「馴鹿」の解説

馴鹿 (トナカイ・ジュンロク)

動物。哺乳類

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