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簀の子 すのこ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

簀の子
すのこ

タケを横に並べて綴じたものが元来の意味であるが,幅の狭い板を少しずつ透かして並べ横桟に打ちつけたものを呼ぶようになった。台所の流し,浴室の洗い場の下に敷いて用いる。最近はプラスチック製のものが多く市販されている。また,昔の寝殿造の廂 (ひさし) の外側にはタケを編んだ縁が設けられ簀の子と呼ばれた。現在でも和風住宅の濡れ縁にしばしばタケまたは板製の簀の子が利用されており,これを簀の子縁といっている。

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デジタル大辞泉の解説

す‐の‐こ【×簀の子】

板や竹を、少しずつ間をあけて並べ、横板に打ちつけたもの。水はけをよくするため、流しや風呂場などに敷いて用いる。
簀の子張りの床または縁。
劇場の舞台の天井。簀の子状で、大道具や照明器具などをつり下げる。関西ではぶどう棚。
太い角材。平安時代では4寸(約12センチ)角のもの。
細い竹などを並べて編んだもの。簀。「簀の子巻き」

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百科事典マイペディアの解説

簀の子【すのこ】

板やなどを,すき間をあけて並べて作った縁や床のこと。元来は竹を並べて組んだものをいった。現在では,水はけがよいので風呂場縁側,渡り廊下等に用いられる。寝殿造の庇(ひさし)の外に設けられた板敷も簀の子で,簀の子縁と呼ばれる。

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世界大百科事典 第2版の解説

すのこ【簀の子】

和風建築の縁には木口縁(こぐちえん)(切目縁(きりめえん))と榑縁(くれえん)とがある。前者は厚板を建物と直角方向に張って板の木口を見せ,後者は板を建物と平行に張ったもので,前者の方が高級である。木口縁の原形は簀の子敷または簀の子縁である。簀の子とは,元来は木の形状をさすもので,奈良時代から平安時代には方4寸の角材を意味していた。簀の子敷はこれを敷きならべたもので,必ずしも木口を見せるとは限らなかったが,大半は木口縁の形式だった。

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大辞林 第三版の解説

すのこ【簀の子】

細かく割った竹を横に並べてすだれのように編んだ物。
竹や板を、間をあけて横に並べて打ちつけた台。水切り用に、流しや風呂の洗い場に敷いて用いる。
劇場の舞台で、簀の子状の天井。ぶどう棚。
平安時代、断面が方四寸の角材をいった語。

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家とインテリアの用語がわかる辞典の解説

すのこ【簀の子】

竹や板などで作り、台になる材を平行に並べた上に、上になる材を台と直交する向きにすき間をあけて平行にとりつけた生活用品。元来は台所の流しや風呂場などの水はけのために用いるが、押入れベッド土台など、通気性を要するところに用いることも多い。

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世界大百科事典内の簀の子の言及

【流し】より

…流水を引きこむことのできない場合は,水を井戸などから運びこんで水甕(みずがめ)や桶(おけ)にたくわえ,別に物洗いの設備を設けた。長崎県対馬地方の農家では,居間のいろりの近くの床に竹の簀の子(すのこ)を敷いて流し場に使っていた。これとよく似た情景が,中世絵巻の《慕帰絵詞(ぼきえことば)》に描かれており,いろり脇の簀の子の上に水桶が置かれている。…

※「簀の子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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