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米糠油 こめぬかゆ

大辞林 第三版の解説

こめぬかゆ【米糠油】

米糠を圧搾して採取する油。米油。こめぬかあぶら。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

米糠油
こめぬかゆ
rice bran oil

から圧搾抽出法により採油する半乾性油米油(こめゆ)とも称する。米糠の含油量は15~20%。ヨウ素価は105程度。オレイン酸、リノール酸が主成分脂肪酸で、それぞれ45~50%、30~40%含まれている。飽和脂肪酸は、パルミチン酸が主で10~20%。ほかに少量のステアリン酸などを含む。新鮮度を欠く米糠は分解酵素の作用を受け、米糠油の酸価が著しく増大する。この分解酵素は約100℃で活性を失うから、米糠を熱処理して蓄えれば、油の酸価上昇を抑止しうる。米糠原油には二価アルコールの脂肪酸エステルからなるろう分を数%含む。ろう分を除去し、精製して食用油とする。高酸価の米糠油は精製損失が大であるから、食用油にせずそのまませっけん原料として使用。米糠ろうと一部の固体脂肪は、水素添加してワックスとしての用途に供する。脱脂粕(かす)は、飼料、肥料などに用いられる。[福住一雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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