粟島浦村(読み)あわしまうらむら

日本歴史地名大系 「粟島浦村」の解説

粟島浦村
あわしまうらむら

面積:九・一六平方キロ

村上市の北西三五キロの日本海に浮ぶ粟島にある。一島一村で、東岸の内浦うちうら西岸釜谷かまやの二集落からなる。周囲は約一八・五キロ、長さ約七キロ、最大幅約二キロの細長い島で、南北に山が走りほぼ中央に小柴こしば(二六五・六メートル)がある。東岸は弁天べんてん岩、はなの岬角をめぐって港が作られ、西岸は日本海の荒波を受ける断崖となっている。北端牧平まきだいら、北東岸の角浦つのら観音寺などの海岸段丘沖積台地から縄文期の石鏃石器・石棒などが出土している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「粟島浦村」の意味・わかりやすい解説

粟島浦〔村〕
あわしまうら

新潟県北部,日本海に浮ぶ粟島を占める村。漁業が主産業であるが,観光開発が進み民宿が多い。村上市の岩船港との間に定期船がある。オオミズナギドリおよびウミウ繁殖地は天然記念物瀬波笹川流れ粟島県立自然公園に属する。面積 9.78km2人口 353(2020)。

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