系列化(読み)けいれつか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

系列化
けいれつか

企業グループのもとにおける企業相互間の継続的な取引関係をさす。大企業と下請関係にある中小企業集団については,下請系列と呼び,また特定の銀行と取引関係を結ぶ企業集団を銀行系列,金融系列と呼ぶことがある。またそのような特定の金融機関を中心に取引関係を結ぶ企業集団への融資系列融資ともいう。系列化は,そこに集団的関係があることと,親会社の技術的,人的,金融的援助が行われ,長期計画,生産計画の一環として生産工程の体系のなかに組入れられていくという関係が形成されているところにその特徴がある。日米経済摩擦渦中にあって,海外企業の日本進出を阻害している要因として批判を浴びたため,1992年から系列取引の公開が実施されることになった。

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精選版 日本国語大辞典の解説

けいれつ‐か ‥クヮ【系列化】

〘名〙 企業相互間で日常的な取引関係以上のつながりのできること。資本参加、融資または生産、流通面での相互依存などにより結ばれる。大企業相互間に結ばれる横の場合と、大企業が中小企業を系統的、恒常的に支配、従属関係におく縦の場合とがある。
※技術革新(1958)〈星野芳郎〉二「企業の多角経営化、中小企業の系列化の方向も明らかである」

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