精選版 日本国語大辞典 「純綿」の意味・読み・例文・類語
じゅん‐めん【純綿】
〘名〙
① まわた。純粋な絹。〔王褒‐聖主得賢臣頌〕
② 人造繊維などの混じっていない木綿糸。また、その織物。
※勲章(1946)〈永井荷風〉「よく御覧。みんな純綿だよ。公定だったら税金のつく品物だから」
③ 混ざり物のない白米の飯。また、混ざり物がなく本物であること。
※新語の考察(1944)〈加茂正一〉わが採集帳から「外来の混じてゐない『純綿の御飯』などといふのが、さかんに用ひられてゐる」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報