紫雲膏(読み)しうんこう

  • 紫雲膏(しうんこう)

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典の解説

漢方薬の一つ。生薬(しょうやく)紫根(しこん)当帰(とうき)に加え、黄蝋(おうろう)胡麻(ごま)油、豚脂などを含む軟膏(なんこう)。江戸時代の医師・華岡青洲(はなおかせいしゅう)(1760~1835年)が創製した。外傷、やけど凍瘡(とうそう)(じ)脱肛(だっこう)水虫、打撲などに用いる。傷に塗ると止血、鎮痛の効果があり、肉芽の上がりが早い。軽いやけどは跡が残らず痛みもすぐ止まる。ただししていたり、ただれている傷口には使用しない。

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版の解説

(ツムラ)


 漢方薬の代表的な軟膏なんこうで、火傷やけど)、外傷床ずれ湿疹しっしんひびあかぎれあせもかぶれ痔核じかくによる疼痛とうつう肛門こうもん裂傷などの治療に用います。患部があまりじゅくじゅくとんでいない皮膚病に使用するのが原則です。


①1日数回、直接患部に塗るか、ガーゼなどにのばして患部にります。


②過去にこの薬で過敏症状(発疹ほっしんやかゆみなど)が現れたことのある人は使用できません。あらかじめ医師に報告してください。


③重度の熱傷・外傷のある人、化膿性の創傷で高熱のある人、患部の湿潤やただれのひどい人には使用できません。


④皮膚に塗る以外の使用は、厳禁です。

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

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