終える(読み)オエル

デジタル大辞泉 「終える」の意味・読み・例文・類語

お・える〔をへる〕【終える】

[動ア下一][文]を・ふ[ハ下二]
続けてきたことを済ませる。終わらせる。「学業を―・える」「収穫を―・える」⇔始める
続いてきたことが終わる。「仕事が―・えたら、つきあうよ」
[類語]済ます仕上げる片付ける卒業修業しゅぎょう修了得業とくぎょう巣立ち卒園上げるこなすやっつける処理する料理する解決する始末するかたを付けるけりを付ける畳む

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「終える」の意味・読み・例文・類語

お・えるをへる【終・畢】

  1. 〘 他動詞 ア行下一(ハ下一) 〙
    [ 文語形 ]を・ふ 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 (その時まで続けてきたことを)すませる。終わらせる。極めつくす。果たす。しとげる。
    1. [初出の実例]「冀はくは亦夢の裏(うち)に教へて、神恩(かみのうつくしみ)を畢(をへよ)」(出典日本書紀(720)崇神七年二月)
    2. 「紫草(むらさき)は根をかも乎布流(ヲフル)人の児の心(うら)がなしけを寝を遠敝(ヲヘ)なくに」(出典:万葉集(8C後)一四・三五〇〇)
    3. 「お秀も高等小学を卒(ヲ)へることが出来」(出典:二少女(1898)〈国木田独歩〉下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む