

の衣を卒と爲す。卒衣とは題
る
なり」という。受刑者などが服役するときの、法被(はつぴ)のような仕事服と解するものであるが、卒の原義は死卒、死喪のときの儀礼を示すものであるから、終卒また急卒の意に用いる。
・率・悉と通じ、あつまる、ことごとく。
・
・猝・碎(砕)・悴・
(酔)など二十字を収める。
は卒の繁文。他には急卒や砕靡の意をもつものが多い。
tziu
tは同声。
・悴・瘁dziu
tは卒の声義を承け、
は死
、
・瘁は
(しようすい)して病み憂えることをいう。
▶・卒倒▶・卒読▶・卒年▶・卒迫▶・卒兵▶・卒崩▶・卒暴▶・卒旅▶・卒隷▶
卒・徒卒・敗卒・番卒・兵卒・歩卒・僕卒・輸卒・邏卒・吏卒出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
明治維新後,旧下級武士に与えられた身分呼称。旧幕時代から中間(ちゅうげん)・足軽などは卒とよばれていたが,1869年(明治2)から71年までに藩士以下の者,旧御家人,足軽,中間,朝廷の使丁などが卒と規定された。72年1月卒は廃止され,世襲の卒は士族に,新規一代限りの卒は平民に編入された。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
…宮中儀礼の一つ。喪葬令(そうそうりよう)によると,親王または三位以上の者の死を〈薨〉といい,五位以上の者は〈卒〉,六位以下庶人は〈死〉と称して区別した。親王および五位以上の者が没すると,治部省から太政官を経て天皇に奏聞する。…
…1869年(明治2)6月の版籍奉還後,公卿や諸侯らが華族と称されたのに対し,藩士は一門以下平士にいたるまですべて士族と称した。このうち微禄の者は同年12月に卒とされ,士族は18等,卒は3等に分けられた。この士族のもとに,農工商は平民と称せられた。…
※「卒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...