経政・経正(読み)つねまさ

大辞林 第三版の解説

つねまさ【経政・経正】

能の一。二番目物。伝世阿弥作。一谷の合戦で討ち死にした平家の公達きんだち但馬守経正の霊が、仁和寺で催された追善の管弦講に現れ、君から琵琶の名器「青山せいざん」を預かっていた生前をなつかしがり、修羅道の苦患を見せる。

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精選版 日本国語大辞典の解説

つねまさ【経政・経正】

謡曲。二番目物。各流。作者未詳。仁和寺御室(おむろ)御所の法親王は、寵愛していた平経政が一ノ谷の戦いで討たれたので、僧都行慶に命じて、生前経政に貸し与えた琵琶の名器青山(せいざん)を仏前に供えて跡を弔う。すると経政の霊が現われて琵琶を奏し、修羅道の苦しみを再現してみせる。「平家物語」による。

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