初めてこの語を用いたのはライプニッツで、明瞭(めいりょう)な知覚表象およびその意識における総合的統一を意味した。しかしこの用語を、その哲学の中心に据えたのはカントである。
カントによれば、対象の成立には、直観の多様を起点として、覚知の総合、再現の総合、再認識の総合など、さまざまの段階における総合が必要である。そうした諸総合の根源に「われ思う」Ich denkeという意識の基本的同一性が前提されねばならない、として、これを先験的統覚transzendentale Apperzeptionあるいは純粋統覚reine Apperzeptionと名づけた。先験的統覚は、認識作用には欠くことができない核心的能力であって、自己同一意識の根幹をなすものであるが、ただこれはあくまでも論理的統一であって、デカルトが実体概念と直結させたコギトとは別のものである。この先験的統覚は、のち新カント学派の手によって、超個人的主観へとさらに発展していくことになる。
[武村泰男]
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