綿菓子(読み)わたがし

日本大百科全書(ニッポニカ)「綿菓子」の解説

綿菓子
わたがし

綿飴(わたあめ)または電気飴ともいう。駄菓子の一種で、大正時代から祭礼や縁日などにはかならず出店する行商の風俗となった。大さじ2、3杯のざらめに赤い色素を加え加熱されている回転がまに入れるとざらめは瞬時に溶ける。これをスプリンクラーにかけ、細い穴から遠心力を利用して円筒形の金属壁に向けて霧状にまき散らす。加熱はガス。電気で回転させるが穴から噴き出て空気に触れると、糖分の濃い霧が冷却され、クモが糸を吐き出すように綿状の繊維をつくりだす。これを割箸(わりばし)でからめ取ったのが綿菓子である。大さじ1杯で数人分の綿菓子ができるので利潤は大きく、第二次世界大戦前はかるめ焼きとともに子供の人気をさらった。戦後は郷愁を誘う駄菓子として返り咲いている。

[沢 史生

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百科事典マイペディア「綿菓子」の解説

綿菓子【わたがし】

砂糖菓子の一種。白ざらめを原料とし,遠心機を利用して作る。暖めて溶かした砂糖液をごく細い孔から回転させながら押し出すと,外気に触れて白く結晶化し繊維状となる。これを割箸(わりばし)に巻きつけ綿状の(あめ)とする。祭や縁日などの屋台で売られる。

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デジタル大辞泉「綿菓子」の解説

わた‐がし〔‐グワシ〕【綿菓子】

白ざらめを加熱して溶かし、遠心分離機で噴き出させ、糸状になったものをに巻き付けた綿状の砂糖菓子。電気飴でんきあめ。綿飴。

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精選版 日本国語大辞典「綿菓子」の解説

わた‐がし ‥グヮシ【綿菓子】

放浪記(1928‐29)〈林芙美子〉「桃色の綿菓子をつくってゐた」

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