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線文字B せんもじビー

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百科事典マイペディアの解説

線文字B【せんもじビー】

クレタ文字

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世界大百科事典 第2版の解説

せんもじビー【線文字B】

エバンズにより名づけられたミノア文字(絵文字線文字A・Bに大別)のうち,最も新しい書体で,前16~前12世紀にかけて使用された。ミュケナイ文字ともいわれ,おもに粘土板や壺に書かれたものが現存している。大部分はクノッソスピュロスミュケナイで発見されたが,ティリュンステーバイオルコメノスエレウシスなどからもわずかながら出土している。このうちピュロス出土のものが一番多く,保存状態も良好であるが,本来一時的なメモであったものが王宮炎上の際焼かれて硬くなり残存した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

線文字B
せんもじびー

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世界大百科事典内の線文字Bの言及

【ギリシア語】より

…古典ギリシアと中世のビザンティン帝国,そしてキリスト教教会と,その文化は,西欧世界の形成にはかり知れない影響をあたえたが,言語的にもその遺産はきわめて大きい。
[先史時代]
 その歴史は〈ミュケナイのギリシア語Mycenaean Greek〉とよばれる線文字Bで書かれた文書に始まる。粘土板に刻まれ,火災に焼かれ,乾燥した土地で埋没したまま近代にいたって発見されたこの文書は,クレタ島のクノッソス宮殿とペロポネソス半島の各地から出土したものだが,長い間当事者のだれもが,その言語は先住民族のもので,ギリシア語であろうとは予想しなかった。…

【線文字A】より

…クレタ島で発見された粘土板や印章などに記された文字で,音節文字と少数の表意文字から成り,いまだに未解読である。中期ミノアIII(前1800ころ)から後期ミノアI(前1410ころ)にかけて使用され,75の符号のうち54が線文字Bと同じものであるが,線文字Bがクノッソス,ピュロスなど少数の地域に限定されるのに対して,線文字Aはクノッソス,ファイストス,テュリッソスTylissos,ザフェル・パプラZafer Papoura,カト・ザクロス,パライカストロ,マリア,ハギア・トリアダなどクレタ全土から出土し,うちハギア・トリアダから150枚以上発見されている。解読については,セム語学者ゴードンCyrus H.Gordonはセム語の特徴を強調し,特にハギア・トリアダ文書や祭儀用具に刻まれた銘から,西セム語のフェニキア語系の言語であると主張しているが批判は強い。…

【フロズニー】より

…ついで22年には,上記文書中の最重要文献の一つである〈ヒッタイト法典〉200条の最初の対訳書を出し,また25年には,カッパドキア文書の出土地がキュルテペであることを突き止めた。その後,さらに未解読言語の征服を目ざして,クレタ文字とインダス文字とに挑戦したが,クレタ線文字Bの解読は,イギリスの少壮研究家ベントリスにその功を奪われ,インダス文字の方も,ついにそれほどの成果を挙げることができなかった。なお,29年にはプラハにオリエント研究所を設立,オリエント学の雑誌《Archív orientální》を創刊して,後進の指導に貢献した。…

【ベントリス】より

…イギリスの考古学者。少年のころからクレタ島の古代文字に関心を寄せ,オックスフォード大学で建築学を修め,建築技師となったが,線文字Bとよばれる文字の解読に努力していた。線文字B文書に見られる語の中には,語尾変化を示唆する三つ一組の語形を示す幾つかの組のあることが知られた段階で,1952年,それら音節文字のいくつかにクレタ島の有名な地名の音節を配分する作業から,線文字Bで書かれた文書がギリシア語の古形であることをつきとめ,ギリシア方言学者チャドウィックJohn Chadwickの協力を得て,53年にその解読の方法と成果を世界の学界に発表した。…

【ミュケナイ文書】より

…エバンズのクノッソス発掘,ブレーゲンC.W.Blegenのピュロス発掘,ウェースA.J.B.Waceのミュケナイ〈油商人の家〉発掘などで得られた粘土板や,ティリュンス,テーバイ,オルコメノス,ミュケナイ出土の壺などに書かれた短い碑文など,線文字Bによる文書の総称。1952年のベントリスとチャドウィックによる解読の成功により,今までホメロスが唯一の文献史料であったミュケナイ時代の研究に新たな材料を提供し,研究進展の契機をなした。…

※「線文字B」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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