縁由(読み)えんゆう

精選版 日本国語大辞典 「縁由」の意味・読み・例文・類語

えん‐ゆう ‥イウ【縁由】

〘名〙
① つながりや関係があること。ゆかり縁故。えんゆ。〔杜甫‐送韋十六評事詩〕
② (━する) 物事がそうなったわけ。由来理由。えんゆ。また、ある物事の理由になること。由来すること。
泰西国法論(1868)〈津田真道訳〉一「古今各国の史伝を歴覧すれば成国の縁由多般なり」
③ ある法律行為や、意思表示をするに至る動機

えん‐ゆ【縁由】

報徳記(1856)三「何の縁由(エンユ)もなき我に救荒の道を請ふといへども」

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デジタル大辞泉 「縁由」の意味・読み・例文・類語

えん‐ゆう〔‐イウ〕【縁由】

ゆかりや関係があること。縁故。えんゆ。
物事の由来。理由。
法律で、人が意思表示法律行為などをなすに至る動機。
[類語]えにしゆかりつながりかかりあいかかわり関係よし縁故つて

えん‐ゆ【縁由】

えんゆう(縁由)

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普及版 字通 「縁由」の読み・字形・画数・意味

【縁由】えんゆう

ゆかり。

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