罫線(印刷)(読み)けいせん

百科事典マイペディア 「罫線(印刷)」の意味・わかりやすい解説

罫線(印刷)【けいせん】

活版印刷における線や輪郭をつくるための材料,またはその印刷された線。亜鉛板を活字の高さ(23.45mm)に切ってつくり,基本的なものの幅(板の厚さ)は活字の1ポイント(0.3514mm)あるいは1.3ポイントに当たる。表罫裏罫,双柱罫,無双罫,子持罫などのほか,種々の飾罫がある。写真植字法が盛んになってからは,写真植字機によって作った各種の線,また版下作製等で引いた線もふくめる。

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