デジタル大辞泉 「聞合せる」の意味・読み・例文・類語 きき‐あわ・せる〔‐あはせる〕【聞(き)合(わ)せる】 [動サ下一][文]ききあは・す[サ下二]1 いろいろとたずねて真偽や実態を確かめる。問い合わせる。「所在を―・せる」2 聞いてくらべる。聞きくらべる。「演奏の違いを―・せる」[類語]問い合わせる・聞きただす・問い返す・聞き返す・聞き直す・尋ね合わせる・照会・打診・問う・尋ねる・聞く・諮はかる・質ただす・問い質す・質問する・発問する・借問しゃもんする・試問する・下問する・問い・質疑・設問・諮問・問答・問題・疑問・押し問答・水掛け論・禅問答・一問一答・自問自答・質疑応答 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「聞合せる」の意味・読み・例文・類語 きき‐あわ・せる‥あはせる【聞合】 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]ききあは・す 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙① あれこれを聞きくらべて考える。聞いたことを、すでに知っていることと比較して考える。[初出の実例]「犬宮のならひはへ給へらんぞいとききあはせまほしき」(出典:宇津保物語(970‐999頃)楼上下)② ある事を知ろうとして、いろいろと問いたずねる。問い合わせて考える。聞いて確かめる。照会する。[初出の実例]「僧都にあひてこそは、たしかなる有様もききあはせなどして、ともかくもとふべかめれ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)手習)③ 他の音や声を聞いて、それに合わせる。[初出の実例]「しての音声をききあはせて、調感をなし、音声を色とるべし」(出典:習道書(1430)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例