脂漏性湿疹(読み)しろうせいしっしん

妊娠・子育て用語辞典の解説

しろうせいしっしん【脂漏性湿疹】

生後すぐ~4か月ごろまでの赤ちゃんのまゆ毛やひたいにできる、黄色いかさぶたのような湿疹です。新生児にきびと同じで、この時期の赤ちゃんは皮脂分泌が盛んなためにできるものです。石けんで顔を洗うなど「清潔」と「保湿」のケアで治りますが、ひどい場合は小児科または皮膚科を受診しましょう。

出典 母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(愛育病院院長)、子育て編:多田裕(東邦大学医学部名誉教授) 妊娠・子育て用語辞典について 情報

百科事典マイペディアの解説

脂漏性湿疹【しろうせいしっしん】

皮脂腺が発達して皮脂の分泌の多い,頭,顔面,外耳道腋下などに生じる湿疹。生後1ヵ月前後の乳児思春期の,皮脂分泌の盛んな時期に起こる。境界の鮮明な皮疹とともに脂っぽい黄色みを帯びた鱗屑(りんせつ)が融合し,かさぶた状になる。患部をセッケンで洗って清潔を保ち,亜鉛華軟膏や弱い副腎皮質ホルモン剤外用する。

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世界大百科事典 第2版の解説

しろうせいしっしん【脂漏性湿疹 eczema seborrhoicum】

頭や顔,背中や胸の正中部,腋窩(えきか),股など,皮脂腺が発達して皮脂の多くでる部位を脂漏部位というが,その脂漏部位にかゆみのある紅斑,落屑(らくせつ)をくりかえすタイプの皮膚炎を脂漏性湿疹という。脂漏部位すべての部位に生ずる教科書的脂漏性湿疹はきわめてまれであり,あまり見かける病気ではない。この皮膚炎はピチロスポルムPityrosporumというカビの寄生で起こったり,それがさらにAIDSでひどくなったりする。

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