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腹話術 ふくわじゅつVentriloquism

翻訳|Ventriloquism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

腹話術
ふくわじゅつ
Ventriloquism

唇や歯を動かすことなく話してみせる芸。口と目の動く人形と会話する形式が普通で,欧米のナイトクラブキャバレーなどの舞台で演じられていたものが,1938年頃澄川久によって日本に紹介された。第2次世界大戦後も花島三郎,小野栄一らによって手がけられたが,現在では子供のための演芸としてわずかに命脈を保っている。

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デジタル大辞泉の解説

ふくわ‐じゅつ【腹話術】

口唇を動かさずに話す術。また、人形が話しているように見せる芸。

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百科事典マイペディアの解説

腹話術【ふくわじゅつ】

寄席芸の一つ。口の開きはなるべく小さくして舌端だけを動かし,外見上は口唇を動かさずに発声する方法。普通,演者が口を開閉する操(あやつり)人形を用い,あたかも人形が声を出しているかのようにみせかける。

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世界大百科事典 第2版の解説

ふくわじゅつ【腹話術】

寄席芸の一つ。唇をなるべく動かさず,本人の口以外のどこか別のところから声がしているように思わせる話術。外国では1人の演者が男女の声を使い分けたり,小鳥や動物の鳴きまねをする,日本でいう〈ものまね〉の芸まで腹話術ショーに含めることがある。腹話術は英語でventriloquismと呼ばれ,ラテン語の〈腹venter〉と〈しゃべるloque〉に由来する。文字どおり胃で発声すると考えられていたが,現在では声帯以外の器官で発声することはできないとされている。

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大辞林 第三版の解説

ふくわじゅつ【腹話術】

口・唇・歯をほとんど動かさずに声を出し、他人や人形などが話しているように思わせる話術。古代ギリシャでは、神託を示すのに用いたといわれる。現在では、主として寄席芸として行われる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

腹話術
ふくわじゅつ

口を動かさずにしゃべる話術。英語では、ベントリロキズムventriloquismというが、ラテン語のventer(腹部)とloquor(話す)に由来する。古代エジプトギリシアなどで宗教や妖術(ようじゅつ)と結び付いて存在、今日でもアフリカやニュージーランドの原住民の間に残されているが、今日一般に知られているのは寄席(よせ)演芸としてのそれで、演者が抱いた人形と対話するようにみせかけるものである。人形の話す部分に裏声を用い、口唇を動かさずに発音する方法をとる。1936年、アメリカのコメディアン、エドガー・バーゲンがチャーリー・マッカーシーと名づけた人形を使ってラジオの公開放送で演じたのが評判となり、映画にも出演、世界的に広まった。日本では39年(昭和14)ごろから流行、専門の腹話術師が輩出した。人形の台詞(せりふ)にマ行音およびハ行の濁音・半濁音を用いることを避け、また付け髭(ひげ)で口の動きを隠すなどのくふうを施せば素人(しろうと)にも比較的容易に会得できる演芸である。人形は手動で、口はもちろん、首や目が動くようになっているものが多い。[向井爽也]

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