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航行衛星 こうこうえいせいnavigation satellite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

航行衛星
こうこうえいせい
navigation satellite

船舶や航空機に各自の位置を知らせ,その航行を助けるための人工衛星。従来は,天体を利用する天文航法や,レーダロランを使う電波航法であったが,近年,人工衛星を利用する方法が考えられるようになった。2つの方式があり,1つは天文航法と同じで,ある時刻における衛星の位置と水平面との角度をはかり,自分の位置を算出するもの。もう1つはドップラー効果を利用し,衛星からの送信電波の周波数の変化を測定することにより,自分の位置を割出すものである。航行衛星を使えば,昼夜の別なく,またどんな天候でも船舶や飛行機は自分の位置を知ることができる。アメリカでは 1960年からトランシット・シリーズを,89年より GPSナブスタ衛星を打上げており,潜水艦や一般の船舶もこれを利用している。

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デジタル大辞泉の解説

こうこう‐えいせい〔カウカウヱイセイ〕【航行衛星】

電波を発して、航行中の船舶や航空機にその位置を教える働きをもつ人工衛星。航海衛星

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百科事典マイペディアの解説

航行衛星【こうこうえいせい】

航海衛星,航法衛星とも。航行中の船や飛行機が自己の位置を正確に知るための人工衛星。狂いのない軌道を飛び,正確に一定周波数の電波を発信し,船などはそれを受信して位置を知る。
→関連項目電波航法

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世界大百科事典 第2版の解説

こうこうえいせい【航行衛星 navigation satellite】

航海衛星ともいう。観測者(船や航空機など)の位置の測定(測位という)を援助するための人工衛星で,人工衛星を使った測位方式を航行衛星システムと呼ぶ。 航行衛星の開発は,ソ連のスプートニク1号の発信する電波の周波数が,ドップラー効果によって変動することに着目したアメリカのジョンズ・ホプキンズ大学とアメリカ海軍により行われ,1960年には最初の航行衛星トランシット1B衛星が打ち上げられた。その後64年7月アメリカ軍により海軍航行衛星システムNavy Navigation Satellite System(NNSS)として運用が開始され,67年以後はNNSSの一部が民間用に公開された。

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大辞林 第三版の解説

こうこうえいせい【航行衛星】

船舶や航空機などの移動体に、電波によって正しい現在位置を示す人工衛星。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

航行衛星
こうこうえいせい

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世界大百科事典内の航行衛星の言及

【宇宙開発】より

…その後用いられたものはレーザー光線を反射する鏡式のものがふつうである。航行衛星は同じことを電波を使って行い,船や航空機の航行を援助するためのものである。人工衛星も数個同時に用いて精度を上げており,NAVSTAR(ナブスター)と呼ばれる航行衛星システムは,すでに商業化されて船舶でごくふつうに用いられている。…

【軍事衛星】より

…軍事目的に開発・使用される人工衛星システムをいう。その主要な用途は,偵察や監視などの軍事情報収集,通信や航法などの軍事行動の統制・支援,敵衛星や弾道ミサイルなどの要撃,および技術開発実験である。その歴史は1957年の世界初の人工衛星スプートニクSputnik打上げ直後に始まり,冷戦期間中はアメリカおよび旧ソ連が打ち上げた衛星総数の75%以上が軍事衛星と推定されている。システムは,衛星本体,打上げ施設,地上局,艦船,航空機などで構成される。…

※「航行衛星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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