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船舶自動化 せんぱくじどうかautomatic ship operation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

船舶自動化
せんぱくじどうか
automatic ship operation

船舶操縦の自動化のこと。 1920年代の初めに自動操縦装置が考案され,実用化されて以来,しばらくはみるべきものがなかった。しかし第2次世界大戦後は,すべての産業に電子技術を応用した自動化が急速に進み,日本の造船海運関係者も 60年頃から自動化船の研究開発に取組み,操船,機関制御,係船,荷役作業などの自動化に成功,輸送コストの低減,安全性の向上,労働条件の改善をはかってきた。特に 60年代の後半からは,電子計算機を船に積込み,高度集中制御方式によって多方面にわたる無人化,自動化を目指す超自動化の開発に努めるようになり,70年9月には,これらの成果を大幅に取入れた自動化船 (MO船。 machinery space zero people) といわれる三光汽船の『星光丸』,71年2月には大阪商船三井船舶の『三峰山丸』が就航,その成果は世界の注目を浴びた。

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世界大百科事典 第2版の解説

せんぱくじどうか【船舶自動化】

船舶の運航を自動化すること。自動化は機械化の部分といわれているが,主として人間が受けもっている判断機能や監視機能の機械化として考えるのが一般的であろう。 自動化が船舶にとってなぜ必要かを見ると,おもなものとして次の四つがあげられよう。第1は高いレベルでの安全と能率を調和させることである。このことの必要の背景は,船舶数の増大や大型化に伴って運航者にかなりの負担をかけてきていることがあげられ,安全を確保し,かつ運航の能率を高くすることが困難となってきているので,運航者の処理能力をこえないようにするために自動化を導入する必要があるといえる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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