良暹(読み)リョウゼン

精選版 日本国語大辞典 「良暹」の意味・読み・例文・類語

りょうせんリャウセン【良暹】

  1. 平安時代の歌人。後朱雀・後冷泉両朝頃の人。比叡山の僧で祇園別当となった。橘俊綱家歌会に参加し、賀茂成助・津守国基橘為仲らと交流私撰集「良暹打聞」を編み、家集も存在したが、いずれも現存しない。「後拾遺集」以下の勅撰集に三一首入集する。生没年未詳。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「良暹」の解説

良暹(2) りょうぜん

?-? 平安後期-鎌倉時代の僧。
箱根権現の別当行実(ぎょうじつ)の弟で,伊豆山走湯(はしりゆ)権現住僧石橋山戦いで敗れた源頼朝を兄たちがかくまっていることを知り,頼朝に殺された盟友山木兼隆の仇を討とうとしたが失敗。のち頼朝にしたがい,頼家の誕生や奥州攻めのおりに祈祷(きとう)をおこなう。建久3年(1192)には熊谷直実出家注進した。

良暹(1) りょうぜん

?-1064ごろ 平安時代中期の歌人,僧。
天台宗祇園感神院(現八坂神社)の別当。「後拾遺和歌集」「新古今和歌集」などの勅撰(ちょくせん)集に歌がのる。康平7年ごろ死去。享年に67,68歳説がある。私撰集に「良暹打聞(うちぎき)」(散逸)。
格言など】寂しさに宿を立ち出でてながむればいづくも同じ秋の夕暮(「小倉百人一首」)

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