デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「良暹(2)」の解説 良暹(2) りょうぜん ?-? 平安後期-鎌倉時代の僧。箱根権現の別当行実(ぎょうじつ)の弟で,伊豆山走湯(はしりゆ)権現の住僧。石橋山の戦いで敗れた源頼朝を兄たちがかくまっていることを知り,頼朝に殺された盟友山木兼隆の仇を討とうとしたが失敗。のち頼朝にしたがい,頼家の誕生や奥州攻めのおりに祈祷(きとう)をおこなう。建久3年(1192)には熊谷直実の出家を注進した。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例