りょうち‐りょうのうリャウチリャウノウ【良知良能】
- 〘 名詞 〙 ( 「孟子‐尽心上」の「人之所二不レ学而能一者、其良能也、人之所二不レ慮而知一者、其良知也」から ) 思慮しないで知り、学ばないで行なうことのできる、生まれながらの心のはたらき。子が親を敬愛することの類。
- [初出の実例]「良智(リャウチ)良能(りゃうノウ)のをしへをたづね」(出典:浮世草子・元祿大平記(1702)七)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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良知良能
りょうちりょうのう
人間に生まれながらに備わっている道徳的判断能力(良知)と行為能力(良能)。中国、戦国時代の儒者である孟子(もうし)が唱えた。孟子はその実例として、『孟子』の「尽心(じんしん)」上篇で、2、3歳の幼児でも教えもしないのに自分の親を愛し、成長すると兄長を敬うようになることをあげる。そしてこのような親に対する愛(仁)、目上に対する敬(義)の念を自然にもてることが良知であり、またそれを行為に現せることが良能であるとした。孟子は性善説を主張したが、この良知良能はその説の一つの現れである。
[土田健次郎]
『小林勝人訳注『孟子』上下(岩波文庫)』
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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良知良能
りょうちりょうのう
Liang-zhi liang-neng
中国哲学用語。人が生れながらにしてもっている道徳的能力のこと。『孟子』「尽心上編」にみえ,そこでは性善説の立場から,人間には善を判断し (良知) ,実行できる (良能) 生得の能力があるとしている。明の王陽明は,この良知を『大学』の「致知」の知と結びつけて「致良知」説を唱え,人間の本来的な徳性の完全な発揮を主張した。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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良知良能
思慮しないで知り、学ばないで行うことのできる、生まれながらの心のはたらき。子が親を敬愛することの類。
[使用例] 幼児の肉体ばかりでなく、その良知良能に毎日毎日訴えつつ育ててゆくのだということを、深く自覚していることが大切である[羽仁もと子*たましいの教育|1932]
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報
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