茄子(読み)ナス

デジタル大辞泉 「茄子」の意味・読み・例文・類語

なす【茄子/×茄】

ナス科の多年草。栽培上は一年草。葉は大きな楕円形。夏から秋、紫色の花を開く。実を食用とし、果皮はふつう紫黒色で光沢があり、形は品種によって丸いものや細長いものなどさまざま。インド原産といわれる。なすび。 夏》「採る―の手籠てかごにきゅアとなきにけり/蛇笏
[補説]ナス科の双子葉植物は、約2000種が熱帯から温帯に分布し、中南米に多く、ナス・トマトジャガイモタバコチョウセンアサガオハシリドコロなども含まれる。
茶の湯で用いる茶入れの一。丸形で口もとがすぼみ、中央がふくらんだ形のもの。

なすび【茄子/×茄】

ナス別名 夏》
紋所の名。ナスの実・花・葉を組み合わせて図案化したもの。

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普及版 字通 「茄子」の読み・字形・画数・意味

【茄子】かし

なす。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「茄子」の解説

茄子 (ナス・ナスビ)

学名Solanum melongena
植物。ナス科の一年草,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報