百科事典マイペディア 「茶寄合」の意味・わかりやすい解説
茶寄合【ちゃよりあい】
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
農村での飲茶を中心とした集りを語源とする。中世以後,茶の本非を判別して勝負を競う闘茶(とうちゃ)の集りをいうようになった。1336年(建武3・延元元)の建武式目に「或ハ茶寄合ト号シ(中略),莫太ノ賭ニ及ブ」とあり,「太平記」に「衆ヲ結ビテ茶ノ会ヲ始メ,日々ニ寄合」とあるので,社会の混乱と贅沢の象徴として批判の対象であったことが知られる。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
…神人共食の儀礼は人間どうしの共食の風にもおよび,村運営のための寄合その他各種集会にも共同飲食がおこなわれる。〈一味同心〉といい,同じ飲食物をともに味わうことによって親密感を増し,心を一にして共同体的結合を強化しようとするもので,中世郷村制成立期の惣村・郷村における茶寄合もその一つである。さらに武士団の党ややくざの集団で,酒を酌み交わし会食するのも,共食によって主従的結合,同志的結合を強めようとするものである。…
※「茶寄合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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