世界大百科事典 第2版「董永」の解説
とうえい【董永 Dŏng Yŏng】
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
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中国の孝子説話上の主人公。幼くして母親を失った董永は、残された父親をよく世話する孝行息子であった。ところがその父親も死亡し、葬式を出すのに貧乏で費用もないため、自分の身を奴隷として売ることでお金を手に入れようとした。すると、董永が誠実な男であるのを知った主人が銭1万を貸し与えてくれ、無事に葬式は終えることができた。董永は、喪が明けてからその借金を働いて返すために主人の家に赴く途中、1人の婦人と出会って夫婦となる。婦人は主人の家に着くと、わずか10日の間に百疋(しょ)の絹を織り上げ、夫の借金をたちまち返済してしまう。自由の身になった2人が門を出たとき、その婦人は董永に、自分が天の織女であること、また深い孝養ぶりに感じた天帝の命によって下界に降り、董永の負債の返却を助けたことを告げて、天に昇っていったという。
[伊藤清司]
海上保安庁に所属し海上の警備と救難業務を行なう船。外洋で行動する大型で航洋性があるものを巡視船といい,港内や湾内などのかぎられた水域で行動する 100総t程度以下の小型のものを巡視艇と呼ぶ。武器として...
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